経営理念

エデュテインメントを通じて、
人生をより前向きに、より豊かに!

社長挨拶

弊社が経営理念として掲げる「エデュテインメント」とは、「エデュケーション(教育=学び)」と「エンタテインメント(娯楽=遊び)」を合わせた造語です。一見、正反対の言葉をかけ合わせたように思えますが、実は重なる部分がけっこう多いのです。
特に子どもたちにとっては「学び」と「遊び」の区別はありません。
どんなに優れたゲームであっても、楽しくなければ子どもは見向きもしませんし、難しい漢字が並んでいても、鉄道好きの子どもは駅名をすらすらと読んでいきます。
そこにあるのは「楽しいか」「楽しくないか」であって、「学び」「遊び」の違いではありません。子どもの毎日の生活は、夢中になることで、自然と「エデュテインメント」を実践しているのです。

しかしどんな事柄であっても、やってみなければ「楽しいか」「楽しくないか」はわかりません。何かをやってみて初めてその「楽しさ」がわかり、それに「夢中」になり、やがて「好き」につながっていきます。最初からずっと「好き」になる幸運な例もありますが、数多く体験することで自分の「好き」が見つかる可能性は高くなっていきます。
自分の「好き」を見つけて生活している人は人生が豊かであり、きっと幸福に違いありません。だとすれば、数多くの体験が幸福のためには必要だといえるでしょう。

小学館集英社プロダクションは様々な分野に渡って事業を展開していますが、これは数多くの体験を皆様にお届けしたいと考えているからです。
弊社にはテレビ番組を作っている部署もあれば、アニメを企画している部署、イベントを制作している部署、キャラクターグッズの監修をしている部署、幼児教室を展開している部署、施設の運営を行っている部署・・・本当に多岐に渡る事業を展開しています。これは、どこかのタッチポイントで「好き」につながる「楽しさ」を知ってもらいたいということの現れです。イベントに感動してキャラクターに夢中になる、グッズを買ってファンになる、授業を受けて言葉に興味を持つ、そうやって自分にとっての「好き」を見つけてくれれば、これに勝る喜びはありません。

私たちはこれからも「エデュテインメント」を通じて、夢中になる「学び」、心に残る「遊び」を生み出してまいります。
体験し、夢中になり、やがて本当の「好き」になる――このサイクルを通して、世界中の人たちの幸福を作り続けていきたいと心から願っています。

株式会社 小学館集英社プロダクション代表取締役社長 都築伸一郎