小学生の読書感想文におすすめの本を、低学年(1・2年生)、中学年(3・4年生)、高学年(5・6年生)に分けてご紹介します。
本を選んでくれたのは名探偵コナンゼミの国語の作問担当である佐藤友樹先生です。
名探偵コナンゼミ 作問者。予備校教師、受験塾講師などを経て、国語問題の作成および分析のプロとして活躍。言葉への造詣が深く、愛情を持った指導に定評がある。ドラえもん学習シリーズ(小学館)など著書多数。
佐藤先生:
「問題点が見つけやすく感想文を書きやすい本であり、かつ小学生に読んでほしい作品です。学習性の高い読みごたえのある内容のある本を選びました」
読むことに加えて、読書感想文を書くことで、それぞれのテーマを深めることもできます。
ぜひ興味のある本をチェックして読書感想文にチャレンジしてみてください。
目次
読書感想文におすすめの本/低学年(1・2年生)向け
「一年一組 せんせいあのね」
鹿島和夫=選 ヨシタケシンスケ=イラスト(理論社)
鹿島和夫先生が担任した小学生たちの交換日記「あのね帳」から生まれた名作が、ヨシタケシンスケさんのイラストを加えて新たに復刻されました。選び抜かれた短い詩が54編。どれもが共感しながら読める楽しい作品集。
「かいじゅうポポリは こうやって いかりをのりきった 」
新井 洋行=作/ 岡田 俊=監修(パイインターナショナル)
かいじゅうポポリはいつも怒ってばかり。友達と大げんかしたある日、怒りのマスターかいじゅうプワイズが現れ、ポポリは自分の気持ちと向き合い、上手に怒りとつきあう方法を学びます。ユーモアあふれる良質な絵本です。
読書感想文におすすめの本/中学年(3・4年生)向け
「お笑い芸人が教えるみんなを笑顔にしちゃう話し方」
芝山大補=著/オオタヤスシ=マンガ・イラスト(えほんの杜)
ちょっと会話を工夫することで人を楽しませることができます。お笑いのプロが会話のコツをマンガと図解で紹介しています。コミュニケーションのルール、みんなから愛される伝え方など、実生活でも役に立つでしょう。
「先生、感想文、書けません!」
山本悦子=作 佐藤真紀子=イラスト(童心社)
夏休みの宿題で読書感想文がでています。「感想文なんて無理」と思った主人公は、ある作戦を考えます。おそらく主人公に共感する人は多いことでしょう。この本を読んで読書感想文を書いてみるのも面白いと思います。
読書感想文におすすめの本/高学年(5・6年生)向け
「捨てられる魚たち」
梛木春幸=著(講談社)
漁師さんがとった魚のうち、市場に出回らずに捨てられてしまう魚(未利用魚)。食べられるのに、「見た目が悪い」「調理方法がわからない」などの理由で廃棄される魚。食の問題について学べるノンフィクションです。
「もえとかえる ことばのふしぎ大冒険」
川上徹也=著/ 春仲萌絵=絵(講談社)
小学生・もえと言葉を話すカエルが、日本語の世界を冒険します。読み方や書き方、よく考えてみたら日本語は不思議でいっぱい。漫画仕立てのストーリーで、専門的なところまで国語の世界を面白く解き明かします。
読書感想文の書きかたがわかる!名探偵コナンゼミの7・8月号入会特典「夏休みスキルアップセット」
いかがでしたでしょうか。もともと読書が大好きなお子さんも、そうでないお子さんも、興味をもって読み進められるような本をご紹介しました。
今回ご紹介した本に限らず、それぞれの興味にあわせて、テーマを深められるような読書感想文にチャレンジしてみてください!
また、小学生向けの家庭学習教材である小学館の通信教育 名探偵コナンゼミでは、通信教育(教材配送)7・8月号にご入会のかたへ、読書感想文の書きかたがわかる「読書感想文&算数スキルアップセット」を特典としてプレゼントするキャンペーンを行っています。
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