“テーマは安全対策”全国施設長会議ご報告
2011年1月19日
日時
2010年11月18日(木)13:00 〜 11月19日(金)13:00
場所
小学館集英社プロダクション SP神保町第3ビル 多目的ホール
出席者
計23施設 施設長23名
内容
ShoProが運営受託する施設長を一同に集めて、「安全対策」をテーマにした2日間に渡る会議が開かれました。冒頭八木社長より、事故に関する反省と、ご遺族・関係者に対して真摯で誠実な対応を心掛けること、2度とこのような事故が起きないよう万全の安全対策を構築するよう指示があり、緊張感のある会議がスタートしました。
初日は、野外体験活動の事故・事件におけるリスクマネジメントの第一人者早川総合法律事務所早川弁護士より「施設における事故事例及び法的責任について」をテーマにした研修が行われました。「なぜ安全について学ぶのか?」との問いかけから、当該事業に潜むより多くのリスクを察知することの必要性や、危険察知能力を高めるためには事故事例をより多く学ぶことが重要である等、2時間にわたり質疑応答を交えながら真剣な議論が展開されました。
また、社会教育事業部からは「安全・安心な施設運営のために」をテーマとした「危機管理マニュアルガイドライン」が発表されました。このガイドラインは、「安全管理」「危機管理」の意識向上及び標準化を図るため、各施設で運用されているマニュアルの共有すべき点を徹底的に洗い出してまとめたもので、今後は各施設の独自のノウハウを生かし、より質の高い「危機管理マニュアル」に仕上げる予定です。一方施設長及び施設スタッフは、与えられたマニュアル通りの行動をするだけでなく、あらゆるリスクを想定し、そして対応を考えた上で、安全を配慮した行動が求められることはいうまでもありません。
二日目は、野外教育施設・教育文化施設のグループに分れ、分科会形式で「トラブル(危機)事例の対処方法について」の意見交換。前日の研修により、リスクを察知することの重要性を反映した意見交換となり、様々な課題・問題点が抽出され、全体共有することが出来ました。
二日間の短い期間でしたが、「リスクマネジメント(安全対策・安全管理)は、事業活動の根底をなす一番重要な事業活動であること」を再認識し、会議は幕を閉じました。