矯正施設
教育事業に長年携わってきたノウハウを生かし、受刑者一人ひとりと向き合いながら、もう一度社会の一員として生きていくために必要な力を養うための矯正教育事業に取り組んでいます。さまざまなプログラムを通じて更生を図る教育業務、一人一人の出所後の就業のため多様なスキルを身につけるための職業訓練業務、社会復帰に向けた良好な環境づくりをマネジメントする分類業務等を担当し、各施設で採用された専門職員が実施しています。
社会復帰促進センター
社会復帰促進センターは、PFI(Private Finance Initiative。民間資金を活用し、公共サービスの提供を行う)手法による官民協働の刑務所です。さまざまな民間企業が参入し、それぞれの強みを生かしています。施設の安全を守る警備業務、施設内の食事を担当する給食業務など、刑務所事業内の各業務をそれぞれ担当しています。 平成19年4月に「美祢社会復帰促進センター」(山口県美祢市)、平成20年10月に「喜連川社会復帰促進センター」(栃木県さくら市)がスタートしました。
令和4年4月からは公共サービス改革法に基づき、前述の喜連川社会復帰促進センターに加え、「播磨社会復帰促進センター」(兵庫県加古川市)での業務も担当しています。
公共サービス改革法による受託
公共サービス改革法(Public Private Partnership。官民競争入札を活用し、公共サービスの実施についてより良質かつ低廉な公共サービスの提供を実現することを目的とした法律)の適用により、刑事施設においても、運営業務の一部を、民間事業者に委託して行われています。ShoProは、静岡刑務所・笠松刑務所において、作業業務・職業訓練業務・教育業務・分類業務を受託し、「こころのトレーニング」や「仕事ワーク」といった各種教育コンテンツを提供しています。