永田療法

2010年5月25日　屋上菜園日記
　

今日は、永田先生の診療日。
いつもに増して、かなり気合の入った診療日でした！
　

診療対象は、ハーブの2鉢。ハーブ7種です。
　

まず、プランターのふちにそって、鎌などで突っつく。そして、ビニールシートの上に、「ひっくり返す」！！（ビニールシートは、お子さまが小さい時に運動会などでお弁当を食べる用に使っていたものだとか。ありがたや・・・）
　

すごい根！！！元気に元気に育ったハーブたちは、プランターという限られた空間で、自分の根っこで自分の首を絞めてしまったのですね。かわいそうに。狭くてごめんね。。。
　

それから、ほぐす。
　

ほぐす。。。
　

そして、ほぐす！
　

初めての作業にただうろたえるトマ子。そして、どんどん作業する永田先生。
　

見てください、この永田先生の手。やわらかそうでしょう？？やわらかいんですよ。根っこを優しくマッサージしているみたいでした。
　

土より上の方はなるべく動かさないように、土より下のところをほぐして、土を落とすのだそうです。診るのも、土より上の部分を診ると、土より下の部分がどういう症状か分かるから、それに合わせて作業するようです。また、葉っぱが一見ダメそうでも、根っこが生きている、という場合とかも分かるそうです。
　

「ほら、根っこがまだ生きてるわよ。」
とおっしゃる永田先生の目がきらきらしていて素敵です。トマ子もそんな根っこを持って育ちたい、と思ってしまいました！
　

私も見よう見真似で作業してみましたが、なかなか上手に出来ません。
　

永田先生は、
「痛いでしょうけど、ごめんね。リフレッシュよ。」
と言いながら、根っこをマッサージしていました。
　

そうですよね。植物も生きています。四角いプランターで育って窮屈になって、苦しかったことでしょう。昨年度の間、おいしいハーブティーをありがとう。
　

一年前は、小さい苗だったのに、こんなに育ってくれてありがとう。
　

黒い根っこはもう死んでしまっていて、白い根っこは生きている根っこだそうです。
　

永田農法で使っている、日向土、ご覧のように目が粗いですが、根っこの力で砕かれているものもありました。根っこのパワーってすごいですね。
　

永田先生曰く、
「根っこを見て、何の植物か分かるようにならなきゃね。」と。
う～ん。ミントとタイムの違いは分かるかな・・・ミントとローズマリーの違いも分かるかな・・・。う～ん。先は長い。
　

土も根っこもいいにおいでした。うふふ。
　

そして今日のリフレッシュ永田治療により、根分けされ、リサイズされたハーブたちは、また元のプランターに戻りました。
　

土をふるって、虫とか根っことか、不純物を取り除いて、再利用します。新しい土も少し足しました。
　

リサイズ！リフレッシュ！
また今年度一年間、大きく育っておくれ。
　

ということで、根分けされた里子たちは、こちら。
　

15株くらいになりました。
こんなにたくさんの里子たち、貰い手がつくかしら？・・・と、心配したのもつかの間、あっという間に予約（？）が入ってしまいました。
12社（団体）くらいの方々にもらわれて行きます。元気に暮らしてねー！