新学期も落ち着いてきたこの頃。お子さんの学習習慣はいかがですか??
「うちの子はなかなか自分から机に向かってくれない…。」と悩んでいる保護者の方も多いですよね。
お子さんが積極的に学習に取り組まない理由は、実は「学習する時間帯」に関係があるのかもしれません。お子さんの生活リズムや性格にぴったりの学習時間を見つけることができれば、これまでよりも学習にスムーズに取り組める可能性があります。
お子さんはどのタイプ?【家庭学習時間診断】
まずは以下の5つのタイプから、お子さんがどのタイプにあてはまるかをチェックしてみましょう。
<1:朝型タイプ>
朝型タイプの特徴
・早寝早起きができる
・朝ごはんをきちんと食べる
・帰宅後は習い事などで忙しい
<2:帰宅後型>
帰宅後型タイプの特徴
・やるべきことを後回しにしがち
・夜はゆっくり家族団らんの時間を持ちたい
・学校から帰ったらすぐに机に向かう習慣をつけたい
<3:夜型>
夜型タイプの特徴
・朝はバタバタ、帰宅後も習い事などで忙しい
・就寝時間は一定にしたい
・家族で一緒に過ごす時間をうまく学習に使いたい
<4:週末まとめ型>
週末まとめ型タイプの特徴
・平日は習い事が忙しい
・平日は友達との約束を優先させたい
・平日は学校や習い事などで疲れているので無理をさせたくない
<5:時間を決めずにコツコツ型>
時間を決めずにコツコツ方の特徴
・日によってスケジュールが変わる
・自分である程度スケジュール管理ができる
各タイプに合った学習方法は?
<朝型>
起床したら洗顔、朝食、トイレ、身支度を済ませて学習に取り組みましょう。6時45分くらいから学習を開始できるのがベストです。
最初は自分の好きな分野の問題でエンジンをかけて、次に宿題や通信教育などに着手します。頭の中がすっきりとして、学校の授業も一限目から絶好調に。
この方法なら、帰宅後は友だちと遊びに行ったり習い事をしたり自由に時間を使えるので、お子さんのストレスが軽減されることもあります。仕事の帰りが遅いパパも、朝ならお子さんに付き合って早起きすれば、勉強を見てあげることもできますよね。
<帰宅後型>
学校から帰宅したら、遊びに行く前にすぐに机に向かいましょう。まずは宿題を済ませてから、通信教育などに取り組みます。「嫌なことは後回しせずに、ぱぱっと終わらせる」というマインドをもつことが大切。「終わったら自分の好きなことができる!」という、ご褒美をモチベーションに頑張ってみましょう。
<夜型>
入浴や夕食を済ませたら、就寝までの時間に学習に取り組みます。学習時間は20時から20時45分くらいまでに設定すると良いでしょう。宿題、通信教育、明日の準備などもこの時間内に済ませるように習慣づけるとなおよしです。
「学習が終わったら寝る」というルールが決まれば、だらだらと遅くまで起きていることもなくなります。早めに学習が終わった場合は「残りは自由時間」ということで、絵本を読む時間など使ってもOKです。
夜型の場合は、学習中パパやママが側についていてあげられることも利点です。解けなかった問題を教えたり、一緒に丸付けをしたりしてあげましょう。
<週末まとめ型>
宿題など必要最低限のことは平日に済ませ、通信教育などは週末にまとめて取り組みます。
一週間分を集中的にやるわけですから、どうしても量が多くなりがちなので、途中で投げ出さずに取り組むことが大切です。「これが終わったらおやつね!」「勉強が終わったらみんなで出かけるよ」と、ご褒美を設定するなどして、おうちの方も上手に学習に協力してあげましょう。週末まとめ型は平日に自由な時間が持てるので、お子さんのストレスが軽減される可能性もあります。
<時間を決めずにコツコツ型>
朝、帰宅後、夜、週末…。時間や曜日を問わずに、少しでも空いた時間ができればすかさず学習に取り組むのがこのタイプ。
自分から時間を見つけて取り組むわけですから、お子さんの積極性が必要不可欠となります。そのためにも、まずは「勉強が楽しい」「学習に取り組みたい」といった、“学ぶ楽しさ”を体感させてあげましょう。
ゲーム感覚で取り組める問題や、大好きなキャラクターが応援してくれるテキストを用いるといった方法もあります。「達成感」も学ぶ楽しさの大きな源になりますので、問題が解けたらおうちの方が丸付けをして「すごいね!」と褒めてあげたり、取り組んでいるテキストの残りページを見せて「あと何ページで終わりだね。頑張ろう!」と声をかけてあげたりしてあげましょう。
いかがでしょうか。お子さんにぴったりの学習時間や学習スタイルを一緒に見つけてあげてくださいね!