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学習に関するカテゴリです。お子さんが積極的に学習に取り組めるようになるためのコツ、環境づくり、専門家のアドバイスなどを中心にお届けします。

小学1年生の勉強の内容は?小1の学習単元や家庭学習のポイントをおさえよう!

小学校入学目前、あるいは入学直後のお子さんには、「小学校はどんなところかな」「どんな先生だろう」「友達をつくりたいな」などの期待とともに「どんな勉強をするのかな」「勉強が難しかったらどうしよう」などのちょっとした不安もあるでしょう。

おうちのかたの中には、お子さんが勉強についていけないのではと心配な方もいる一方、「小1の勉強は簡単なのだから家で特別なことをしなくても大丈夫!」と思っているかたも少なからずいるようです。

確かに、小1時点で勉強の内容は難しくありません。しかしだからこそ、丁寧にフォローしてあげたいものです。小1という勉強の入り口で学ぶことは基礎の基礎。この時期に家庭学習の習慣をつけ、学習内容をきちんと理解しておくことが6年間の勉強をうまく乗り切る力の土台となります!

今回は小1の学習単元や家庭学習のコツをご紹介していきます。

小1の学習内容は?

文科省が学校教育法施行規則に定めた小学1年生の学習時時間は、

  • 国語306時間
  • 算数136時間
  • 生活102時間 ・・・・・

などとなっています。
国語が圧倒的に多く、次いで算数。この2教科が非常に重要であることが分かります。

国語については、学習を始めるにあたってまず文字の読み書きと言葉を習得しなければならないので納得ですね。文章を読み、自分の考えを表現するために必用不可欠な学習です。

そして算数の授業が多いのも、数の大小をはじめ日常生活の中で数を扱う場面はとても多いため、さまざまな計算に慣れておかなくてはならないからです。

どちらの学習も、1年生で学んだことを土台にして次の学年で新しいことを学ぶシステムになっています。1年生でたし算とひき算、2年生でかけ算、3年生でわり算・・・・と進んでいきますし、たし算とひき算を確実にマスターしておくことで2年生以降の学習がスムーズに進みます。

この2教科で身につけた読解力や比較する力などが、「生活」(3年生からは理科と社会)やほかの多くの教科を学ぶ上でとても大切になってくるのです。

小1の勉強のつまずきポイント!教え方のコツは?

1年生の学習でお子さんたちがつまずきやすいのはどんなことなのでしょう。国語・算数に分けてご紹介します。

小1国語のつまずきポイント

1)「わ」と「は」、「え」と「へ」、「お」と「を」の使い分けが分からない

この区別は小さなお子さんにとって、とても難しいことです。大人が難なく使い分けることができるのは、単語や文節の意識、センスが身についているからなのですね。

「わ」「え」「お」は、言葉のどこででも使える音です。ほとんどの場合、こちらを使います。それに比べて、「は」「へ」「を」は、ものの名前を表す言葉のすぐ後ろにつけて、文を作るときだけに使います。ものの名前を表す言葉(名詞)は、しりとりをするときに使う言葉だと考えると分かりやすいでしょう。
「~は」「~へ」「~を」というときだけが「は」「へ」「を」になる、つまり「くっつき言葉」です。あとは全部「わ・え・お」だと覚えておくといいですね。

実際には、いろいろな文を作って書いてみましょう。おうちのかたとメモ交換などをして、「わとは」などのミスをさり気なく教えてあげてください。「~は……」と書いてあるとき、「~」の部分がちゃんと意味が分かる言葉かどうか、「は」はくっつき言葉かどうか、「は」を強調して読んでもおかしくないか、などが判断する方法です。

2)拗音と促音(小さく書く「ゃ・ゅ・ょ・っ」)が分からない

拗音や促音を含む言葉、「でんしゃ」「せんしゅ」「としょかん」「コップ」などをおうちのかたと一緒に、わざと大げさにゆっくり発音しながら集めてみましょう。ゲームだと声をかけるとたくさん集まると思います。言葉を集めるだけで感覚が養えます。

次は、大きめのカードに、なるべく大きな字で、先程見つけたひとつひとつの言葉を大事に丁寧に書いてみましょう。声に出して言いながら書くとよいでしょう。拗音や促音をまちがって大きく書いてしまったカードは、後で、ミス発見の楽しみにしましょう。

そして今度は、字を指差しながら大きな声で、拗音と促音を思いっきり意識しながら読んでみます。ゆっくり読んでみたり、うんと早く読んでみたり、高い声で読んだり、うんと低い声で読んだり、遊んでみましょう。ここまでくると、意外に理解できているものです。「でんしや」というカードができあがったとしたら、指差しながら声に出して読んだとき自分で変だなと気付いてくれることでしょう。分かったらほめてあげてくださいね。

小1算数のつまずきポイント

計算は、数字の学習だと思うと難しく感じられるものですが、実は生活の中で学べることばかりです。おはじきやキャンディーなど具体的なものを使って考えてみましょう。楽しくおしゃべりしながら、自分の手で並べたり、減らしたり、いろいろな場面を作ってうんとおもしろがって遊んでください。おうちのかたが楽しんで取り組まれることで、お子さんの理解度もぐっと上がります。

小1算数の山場!くり上がり・くり下がりは、10を分解する練習を!

小1の算数の最大のつまずきポイントといえば、くり上がり、くり下がりの計算。これらが苦手なお子さんは「10がいくつといくつに分かれるのか」を理解しきっていないことが多いので、まず「10」を素早く分解する練習をしましょう。

「10は、2と8」「10は4と?」というように初めはゆっくり、だんだんに早く言えるように、ゲームのつもりでおうちのかたと交替で問題の出し合いをしてみると楽しめます。「10」の分解が正しく、素早くできると、これからいろいろな計算をするときにミスが少なくなります。最初は○を書いて数えてもいいですし、指を使っても大丈夫です。お風呂の中でもできますしね。

もし「10」のまとまりを扱うことが大変そうでしたら、「5」を分解するところから始めてください。「1と4」「2と3」「3と1」「4と1」の4種類しかないので、すぐになれて楽しめると思います。分けるときに、卵のパックなどを使うと、あらかじめ5ずつ2列の窪みがあるので、分かりやすいかもしれません。くれぐれも遊びの雰囲気の中でやってみてくださいね。

国語の【読解問題】と算数の【文章題】克服のための共通のコツ!

国語の読解問題と算数の文章題についてもお悩みが多く寄せられます。ポイントは共通していて、問題文を声に出して読むことが有効です。2回、3回と繰り返し読んでみると、場面のイメージが湧いてきます。そうしたら大事なところに線を引いたり、丸で囲んだりしながらゆっくりと読んでください。低学年では、後半を読むころには前半部分がもう頭からぬけてしまっているということがよくあるので、後で全体を見たときに、必要なところだけが目にとびこんでくるようにしておくのが効果的です。手を使って作業をしながら読むことで、落ち着いて考えることができるという効果もあるはずです。

どの練習も早い段階で家庭学習に取り入れて、じっくりと取り組んでいってください。

勉強を苦手にしない家庭学習のコツ

次に、小学1年生の家庭学習のポイントについてご紹介していきます。

学習時間

小学1年生は、宿題を除いて1日10分を目安にしましょう。学年×10分はがんばってほしいもの。1年生なら10分です。

勉強は無理のない分量で!

家庭学習はほんの少しだけ、負担がなく勉強が楽しい!と思える範囲の量に設定してください。
これだけは毎日やろうという量を、お子さんと話し合ってみるのもいいと思います。

とにかく褒めてあげましょう!

字が正しく(きれいに、丁寧に、ゆっくり)書けた。計算が正しく(最後まであきらめずに、よく考えて)できた。集中して取り組めた。疲れていたのに頑張った。  など、どんなことでも褒められるところを見つけてほめてあげてください。

1年生の学校生活は、6歳の子供たちにとって、なかなか大変です。お子さんたちには個性があり、簡単にできることとなかなかできないことがそれぞれ違っていますが、みんな緊張する時期だといえるでしょう。

ご家庭でたくさんほめてあげて自信を持たせ、モチベーションを上げてあげましょう。おうちのかたがドリルにシールを貼ってあげたり、花丸を描いてあげたりするのも、お子さんはとても喜んでくれますよ。

計画を立てましょう!

ご家族の生活スタイル、お子さんの体力などを考慮したうえで、飽きずに毎日の学習を続けられるように学習計画を立てましょう。週末にお子さんと翌週のスケジュールを立ててカレンダーに書いておくのもいいですね。文字や漢字の練習と計算練習をバランスよく配置していきましょう。計画通りに進んだたらごほうびもあり!逆にできなくても軌道修正しながら進めてくださいね。習い事などで,毎日10分の確保が難しいようでしたら曜日を絞る方法もあります。

すぐに疲れてしまったり勉強を嫌がったりする子には?

たった10分の家庭学習とはいえ、やる気がなかったり疲れてしまったりしたお子さんにとって10分は長く、集中できずに進みも遅くなりがちです。疲れている原因が学校や習い事などでがんばったためだとしたら、学習計画を緩めてあげてください。
学習がうまく進まずにぐずっているようでしたら、楽しい雰囲気を作ってあげられるといいですね。
音読などを一緒に読んだり、交代で読んだり、おうちのかたが楽しそうに付き合ってあげて「○○ちゃんの方がお母さんより上手なんじゃないかな?」と声をかけて促してみてください。読めたら、うんとほめてあげてくださいね。ほんの少しのことで気分が変わることもよくありますよ。

小1の宿題、どうやって取り組めばいい?

学校の宿題は担任の先生が、クラスの全員にしっかりと学力をつけてほしいと願って出されるものです。自分のクラスの生徒のことを毎日見て、その上で出ている宿題ですが、先生によってその量と内容に大きな差があります。同じ学校でもクラスによっては宿題の量が倍以上違うこともあります。

多くの学校で出される小学1年生の宿題は次のようなものです。

  • 音読(カードがあっておうちのかたの「聞きましたよサイン」が必要な場合が多いです)
  • マス目を埋めるひらがな(かたかな)の練習シート
  • 「先生あのね」という1行の手紙形式のシート
  • 計算プリント

その他、先生の自作のプリントなどが宿題として出るクラスもあります。入学直後から出されるクラスもありますし、学校に慣れたころから出される先生もいるようです。

音読は5分程度で終わることがありますが、ひらがなや計算のプリントは15分ほどかかってしまうこともあり、枚数によっては疲れてしまうこともあるようです。疲れるとさらに時間がかかり…という悪循環は避けたいですね。
帰宅後すぐに宿題に取り掛かる習慣をつけられるよう、プチご褒美を用意して「宿題、いっしょにやろうか?」と誘ったり、時間のかかりそうな宿題は途中で休憩を挟んだりして気分転換しながら進めてください。

簡単そうに思える【音読】こそ、しっかり見てあげましょう

音読は必ずと言っていいほど宿題に出されます。なぜなら音読にはメリットがたくさんあるからです。

  • 繰り返し読むことで、文章をまとまりとしてとらえることができ、場面がイメージできるようになる。
  • 場面の理解が進むと授業が理解しやすくなる。
  • おうちの方に聞いてもらうことで、本人は誇らしい気持ちになるし、おうちのかたはお子さんの理解度を知ることができる。

何よりお子さんとしっかり向き合うことができるので、学校生活で緊張しているお子さんに「おうちの人に見守られている」という安心感が生まれ、学校でも安心して授業に参加することができます。大人にとっては、わずか数分を作るのも大変な日もありますが、何とか時間を工面して毎日褒めてあげられるといいですね。

1 年生は楽しくお勉強!家庭学習習慣と基礎を身につけるのにおすすめの教材

小学1年生はこれからずっと続いていく勉強のはじまりの時期。やる気を引き出しながら家庭学習を習慣化し、しっかりと学習の土台を作ってあげたいですね。

そこで小学1年生におすすめの家庭学習教材が、小学館の通信教育【名探偵コナンゼミ】。

小学1年生のお子さんが家庭でも楽しく取り組むことができ、しっかりと学力をつけるのに適しています。名探偵コナンゼミのおすすめポイントは下記です。

1)コナン君のナビゲートで楽しく学べる!
2)1 日 10 分で取り組める見開き設計なので習慣化しやすい!
3)国語・算数の基礎からしっかり勉強できる!
国語⇒読み書きや語彙の問題が豊富で、音読も毎月取り組むことができます。
算数⇒考え方や立式を図化することで、苦手としやすいくり上がり・くり下がりの計算や、文章題もバッチリ!
4)国語・算数ともにいろんなパターンの問題があるので、飽きずに取り組むことができます。
5)作文トレーニングも毎月充実しているので、楽しく表現力アップ!
6)苦手意識を持ちやすい図形問題にも小学1年生から慣れ親しめる!

名探偵コナンゼミの教材の特徴について、詳しくは公式サイトにてご紹介しています。

名探偵コナンゼミ小1コースについてはこちら

資料請求は無料なので、小学1年生の家庭での学習教材を探している方は、ぜひチェックしてみてください。

©青山剛昌/小学館 ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996 ©名探偵コナンゼミLLP

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