自分で興味のあるテーマを突き詰めていくことで子どもたちに有意義な学びをもたらす自由研究。とても大切な学びの機会である一方、夏休みの宿題として子どもたちに課されることが多く、毎年この時期悩みのタネになりがちなもののひとつです。
そこで今回は、夏休みの自由研究に役立つ本をご紹介!
調べ学習で役に立つ図鑑や、テーマ決めの参考になるもの、そのまま研究テーマとして扱えるもの、本格的な自由研究ができるキットなど、幅広くご紹介します。
ぜひお子さんと一緒にチェックしてみてくださいね♪
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【2023夏休み】小学生の自由研究/おすすめテーマもまとめ方もコレでOK!」
目次
自由研究のテーマ決めのヒントに!
そもそもテーマ決めから迷って決めれられない!というお子さんには、アイデアがたくさんつまった本はいかがでしょうか。
『ドラえもん 探求ワールド』シリーズ
藤子・F・不二雄(著)※監修等は各巻による/小学館
子どもたちが普段から気になっていることや疑問に思うことなどを、ドラえもんの漫画を通して学んでいく学習本「ドラえもん 探求ワールドシリーズ」。ラインナップには仕事の歴史、防災、SDGs、など、小学校の総合的な学習の時間などで取り上げられるような探究テーマも。
2023年6月現在で18巻が出版されており、2023年2月発売の最新刊「縄文も古墳も!びっくり先史時代」は、考古学というタイムマシンで日本の先史時代を旅をするというもの。子どもたちの興味を深く彫り下げていくのにぴったりのシリーズです。
『鬼滅の刃 キメツ学園!全集中ドリル』シリーズ
吾峠 呼世晴 (著), 帆上 夏希 (著), 白數 哲久 (著)/集英社
小学生に大人気の「鬼滅の刃」(作・吾峠呼世晴)とそのスピンオフ作品「キメツ学園!」(作・帆上夏希・吾峠呼世晴)の作品・キャラクターの魅力を最大限に活かした学習本シリーズ。
大人気の9人の“柱”たちが先生となり、それぞれ「炎」や「音」「水」「蟲」「霞」「恋」……といった、それぞれのテーマを国語・算数・理科・社会・英語などの切り口で幅広く読者へ伝えます。どれをとっても自由研究テーマとしてそのまま使える充実のラインナップは、今後も続々発売予定。
親子でのファンも多い鬼滅の刃コンテンツ。ぜひこの夏休みに親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。
調べ学習といえばコレ!いま話題の図鑑は…?
調べ学習のお役立ちといえば図鑑。今回は小学館の図鑑NEOシリーズの中から話題の図鑑2冊をご紹介します。
『小学館の図鑑NEO [新版]人間 ヒトのからだ DVDつき』
松村 讓兒(監), 池谷 裕二(監), 牛木 辰男(監), 遠藤 秀紀(監), 渡辺 博(監)/小学館
小学館の図鑑NEOシリーズのロングセラー「人間」が新版になって登場!体のしくみからウイルスの最新情報までをわかりやすく解説。
なんと図鑑NEO史上初!スマホやタブレットで二次元コードを読み込むと脳、骨、血液、DNAなど、テーマごとの解説動画動画が視聴できます。
子どもの素朴な疑問に答える「子どものしつもん100大集合」のページも。自由研究のテーマ決めの際の導入としてもおすすめです。
『小学館の図鑑 NEOアート 図解はじめての絵画』
青柳正規(監)/小学館
この本とともに、好きな名画をテーマに自由研究をすれば、感じたことや考えたことを自分の言葉で伝える思考力と表現力を磨くことができるはず!
工作系自由研究をもっと楽しく!
夏休み、勉強の合間でも夢中になって取り組めることから人気の工作系自由研究。今年はこんなクラフト集はいかがでしょうか。
『最強工作クラフトウォーズ』
学研プラス(編)/Gakken
今年の工作はレベルアップさせたい!というRPG・SF好きのお子さんにおすすめなのがこちら。
ストーリーに沿って、自分が主人公になったつもりでRPGに登場する武器やモンスター、SFに登場するメカやロボットを工作することができます。
子どもたちが折り紙や段ボールで剣や盾、ロボットなどを作っているのは普段よくあることかもしれませんが、なんとこちらのクラフト集、工作デザインには、ゲーム業界で活躍するイラストレーターやメカデザイナーが関わるという徹底ぶり。
材料がすべて100均ショップで手に入れられるもので作れるというのも驚きのポイント。
自由研究キットを活用した本格的科学実験!
本格的な実験を行いたい場合、家庭でいろいろ準備するのは手間がかかったり、適切な方法を調べるにもとても時間がかかったり…これらは自由研究の醍醐味ではありますが、本格的な科学実験をスマートに行いたい!という場合におすすめなのがこちら。
『学研の科学 空飛ぶクルマ 世界とつながるほんもの体験キット』
学研の科学編集部(編)/Gakken
こちらは親世代にもお馴染み『学研の科学』復刊第4弾!
組み立てキットの「空飛ぶクルマ」、実験を多数紹介した本誌、学研まんが「ひみつシリーズ」に加えて、オンラインコミュニティ「あそぶんだ研究所」がセットになった大満足の体験キット。
読者が科学を楽しむ無料のオンラインコミュニティや、ARアプリ、記事連動の動画など、デジタルコンテンツに親しみのある現代の子どもたちが楽しめる仕掛けも盛りだくさん。
『動画でわかる! 自由研究おたすけキット レモン電池を作ろう』
Gakken科学編集室(編)/Gakken
レモンなどの果物に、銅板や亜鉛版をさして電池を作る実験ができるキット。
どんなものを使って、どのようにするとより強い電流が作れるか、お子さんのアイデアと掛け合わせれば楽しい自由研究に!実験の紹介動画やまとめ方の実例レポートもあるので、とても簡単に実験・研究に親しむことができます。
とにかく時間がない!!!自由研究の最大のピンチを乗り切る本
「自由研究を後回しにしてしまって、気づけば夏休みがあと〇日しかない…!」というよくあるピンチを乗り切る本がこちら。
『ドラえもんの理科おもしろ攻略 自由研究アイディア集』
藤子 F不二雄 (著), 村山 哲哉 (監修)/小学館
自由研究といえば真っ先に思い浮かぶ理科の分野のテーマ。
この本では、文部科学省の理科の調査官でもある監修者が、バラエティ豊かな理科の研究テーマを提示。併せて、理科の学力、科学のセンスをぐんぐん身に付ける“もう一ひねり”の工夫や“探求”へのヒントをアドバイス。
さらに、「残りあと1週間の場合」「あと3日の場合」「あと1日の場合」と、締切秒読み段階でも役に立つワンポイント・アイディア集も掲載しているので、とにかく時間がないお子さんの手助けになること間違いなし!
まとめ方の参考に!!実際の小学生の工夫された自学ノートをチェック!
研究したことを伝える最終的な発表の手法も自由研究で悩むポイント。どうしたら研究したことがしっかり伝わるか、見る人にどう訴えたらいいのか…ヒントになる本がこちら!
『小学生の究極の自学ノート図鑑』
森川 正樹(著)/小学館
子どもが真似したくなるような「自学ノート」を図鑑的に紹介。原寸に近い大きさで掲載されているノートでは、びっしりと書き込まれた一文字一文字まで読むことができ、テーマの選び方、文章の書き方も知ることができます。
現在学校現場でも重きが置かれているアクティブラーニング「主体的・対話的で深い学び」を実践できる、意欲的な自主学習のヒントにもなる一冊。
お役立ち本を活用して、自由研究をレベルアップ!
いかがでしたでしょうか。
毎年頭を悩ませる自由研究の宿題も、関連書籍を活用してお子さんの興味・好奇心を引き出すことで、さらにレベルアップさせることができるかもしれませんね。
ぜひ各書籍をチェックしてみてください!