幼稚園や保育園では先生がいろいろと身のまわりのことを気遣ってくれますが、小学生になったらそうはいきません。先生やクラスの仲間たちと一緒に、時間割に沿って勉強をしたり、自分の身のまわりのことを自分でやるという姿勢が必要になってきます。
先輩ママや先輩パパたちからは、「小学校に入る前にあんなことやこんなことを身につけさせておけばよかったと、後悔している…」という声もよく耳にします。その中でも、特に先輩ママや先輩パパたちが「やっておけばよかった!」と感じている5つの項目をご紹介します。
目次
その1 早寝早起きのトレーニング
小学校に入ると、登校して一時間目からさっそく授業が始まります。どんなに眠くても、授業は時間割に沿って毎日規則正しく進んでいきます。先生の話をよく聞いて、自分の意見も発表しなければなりません。教科書を読んだり、計算をしたり、毎日決まったペースで新しいことを学んでいきます。眠くてぼーっとしている場合ではありませんよね。
幼稚園の時は毎日お昼寝の時間がありましたが、小学校に入ったらお昼寝時間はありません。毎日朝から集中して授業に取り組むためには、早寝早起きがとても大切になります。夜は決まった時間に眠って、きちんと朝食を食べられるような時間に起きられる、規則正しい習慣を身につけたいですよね。
これは今日明日すぐに身につけられるわけではありませんので、早めの段階からトレーニングをしておくと良いでしょう。
その2 意外と重要!自分一人で着替えができること
小学校に入ると体育の授業があります。
体育の時間の前には体操着に着替えなければなりません。体育が終わったら、今度は体操着から洋服に着替えます。ボタンを外したりつけたり、リボンをほどいたり結んだりしなければなりません。小学校では着替えを担任の先生が手伝ってはくれませんから、一人で着替えができずに、苦戦しているお子さんも意外と多いようです。
入学前に自宅で着替えの練習をしておきましょう。ボタンやリボンのある物、ファスナーがついている物など、いろいろなヴァージョンの洋服で練習しておくと良いかもしれません。
その3 好き嫌いなく、決まった時間にご飯を食べる
小学校には「おやつ」の時間がありません。
きちんと朝食を食べずに来ても、小学校では給食の時間まで何かを食べることはできません。給食の時にお腹が空いていないからと言って食べずにいると、午後はお腹が空いてもおやつを食べることはできません。
好き嫌いなく食べさせることだけではなく、「決まった時間に十分な量を食べる」ことも普段から練習しておきましょう。
その4 多くの親が悩む「宿題をする習慣」
学校によって多い少ないの違いはあるにせよ、小学校になってから登場するのが「宿題」です。夏休みや冬休みのように期間の長い休みがあるときには、いくつかの種類の宿題も出ます。
この宿題をするという習慣作りには、家庭学習の土台づくりが一役買ってくれます。小学校に入学する前に通信教育などで家庭学習をしていたおかげで、小学校に入って宿題が出ても、自主的に机に向かうというお子さんもいるようです。
その5 学校に持って行く物の準備をする
小学校では日によって持って行くものが少しずつ異なります。体育の日には体操着を持っていきます。図工の日には、絵を描く道具を持って行くこともあります。お習字の日には、お習字の道具を持って行くでしょう。学校に置いていってもいいお道具類もあるでしょう。
時間割に沿って、国語の日は国語の教科書とノート、算数の日は算数の教科書とノートというように、曜日によって時間割をきちんと見て、その日使うものを前日の寝る前か当日の朝に準備しなければなりません。また、担任の先生からの連絡帳を家に持って帰って、ママやパパに見てもらうというミッションもあるのが小学校です。
これは実際に小学校生活がスタートしてからでないと練習が難しいかもしれません。入学してからしばらくの間は、親も一緒に準備をしながら、少しずつ自分一人でできるように訓練していきましょう。
【おまけ】トイレに行く習慣も!
最近は教室内にトイレがある学校もあったりと、授業中トイレを我慢させないうという学校もあるようです。しかし、よほど我慢ができなくなったときや、お腹を壊してしまったとき以外は、授業と授業の間の休憩時間にトイレに行くことを習慣づけたいものです。
いかがでしょうか?小学校入学までのドキドキの今の期間。お子さんのために、少しずつでも準備をしておきましょう!