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子どもの時間管理【カレンダーと時計を意識させるコツ】<年長までに身につけたい!>入学準備シリーズ

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名探偵コナンゼミがお届けする入学準備シリーズ。今回は、入学前にある程度身につけておきたい子どもの時間管理の力。

小学生になると、時間割表の曜日に合わせて翌日の教材などを準備しなくてはなりません。また、さまざまな学校行事もあるので、日にちや曜日を意識して行動することが必要になってきます。

さらに、子ども自身が遊びや学習の時間管理をすることで、子どもの生活リズムを整えることにも繋がっていきます。

ところが、子どもに時間管理をさせるのは一苦労。時間管理の第一歩として、「カレンダー」と「時計」を意識し始めるところから始めましょう!この記事ではそのポイントをご紹介していきます。

子どもの時間管理の第一歩!曜日や行事、休日とあわせて「日」をイメージしよう

日にちや曜日の感覚は、毎日のように声に出していかないとなかなか身につかないもの。

  • 「今日は○月○日ね。」に加えて、
  • 「明日は日曜日だから保育園(幼稚園)はお休みよ。」
  • 「今度の火曜日は遠足だね。」

など、休日や行事などとあわせて伝えると、日にちや曜日をはっきり意識するとことができます。

数日後や来週のことが難しいようであれば、近いところで「明日」を意識させるために、翌日の持ち物を準備を促すのも◎。自主性も育つのでお勧めです。

そのイメージが持てるようになってきたら、慣れておきたいのがカレンダー。就学までにカレンダーに親しめるようにしておきましょう。

カレンダーを作って、1か月や1週間の流れを知ろう!

1か月や1週間という単位で時間管理のイメージを持つためには、カレンダーを活用しましょう。

できる限り、子どもにわかりやすいものを使います。お子さんにとって分かりやすいカレンダーとは、月と日の数字や曜日が大きくはっきり書かれたものです。

最近では100円ショップなどでも様々なカレンダーが手に入りますが、曜日については漢字や英語表記のものも。曜日はおうちの人が大きく書き出してあげましょう。

お子さんにとって見やすいカレンダーがなければ親子でカレンダーを作ってもOK。

  1. 大き目の紙(今年の使用済みカレンダーの裏を利用してもOK)を用意
  2. ます目を作り、曜日を書き込んだら数字を入れる。(数字の書ける子には書いてもらいましょう!)
  3. 余白にはお子さんにイラストを描いてもらいましょう。

カレンダーの準備ができたら壁に貼って、毎日「今日は○月○日、○曜日だね」と確認しましょう。
できれば「明日は○月○日、○曜日」も加えると1週間の曜日の流れが自然に頭に入っていきます。

確認ができたらご褒美として、余白にその日のお天気のシールを貼るのもおすすめ。

実はお子さんにとって「今日の天気」も分かっているようであやふやな知識のひとつなので、「雨が降っているから傘をさす」という生活の中の行動と「今日のお天気は雨」などの表現を紐づける練習にもなります。

アナログ時計の仕組みと読み方をマスターすれば、子どもの時間管理の強い味方に!

時計の読み方を算数の授業で習うのは入学後であり、2年生以降も時刻と時間の学習はありますが、学校に設定してある時計はほぼアナログ時計。入学前にアナログ時計の読み方をマスターしておきたいですね。

デジタルの時計が「現在の時刻」だけを数字で表示しているのに対して、アナログの時計は秒針が1周すると分針が1目盛り進み、分針(長針)の動きにゆっくり連動して短針が進んでいきます。

時間は途切れることなく流れていくものだと感じる事が大切で、それが時間の感覚を身につけることにつながっていくのです。

時間の感覚を身につけるためのゲーム<ぴったり1分当てっこゲーム>

実際に1分(秒針が1周する時間)の感覚を身につけるために「ぴったり1分当てっこゲーム」で遊んでみましょう。

最初に1分間時計を見てから、目を閉じて「スタート」の合図で心の中で「1,2,3・・・」と数えます。1分だと思ったところで目を開けて秒針の位置を確認するだけのゲームですが、ぴったり当てられるまで何度もやりたくなるゲームです。

短針が〇時ぴったりのところにある時は良いのですが、アナログの時計に慣れないうちは「1時50分」を「2時50分」と短針の最も近くにある数字を読んでしまうことがあります。「短針が2に近くても分針(長針)が12の手前にある時は『1時○分』っていうんだよ。」と繰り返し教えてあげてくださいね。

「あと○分」がわかるかな?生活の中で時間の感覚を身につけよう

「〇時〇分」が読めるようになったら、生活の中で時間の感覚を身につけていきましょう。

日常生活では、

「あと○分で大好きなテレビ番組が始まるよ。」

「8時前には寝ようね。」

「9時過ぎには出かけないと間に合わないよ。」

などの表現がよく使われます。特に「〇時前」や「〇時過ぎ」については明確な時間を指すわけではないのでお子さんには理解しづらい表現です。折に触れて時計を見ながら「8時前だね。」「9時過ぎだね。」と話しかけてあげてください。

少しずつ、分針(長針)を数えて「あと○分」という表現も教えてあげましょう。「8時5分前」「9時10分過ぎ」などの使い方もあわせて教えてあげると、時計の読み方と生活の中での時計の使い方が徐々にわかってきますよ。

アナログの時計を見慣れてくると、針の角度で大体の時間がわかるようになります。

例えば、「8時50分から9時20分までは何分かな?」という質問。

慣れていないお子さんだと「9−8=1だから1時間と30分」と1時間プラスしてしまいがちですが、アナログの時計に慣れたお子さんは動く針の角度から「1時間は経過していないな」と感覚でわかるようになります。

生活の中で「8時50分から遊び始めて9時20分になったから30分だね。」などの会話もあるといいですね。

そうして時間の感覚が身につくと、自分で自分の時間を管理することもできるようになっていきます。

大げさなことではなく、

「8時だから歯を磨こう」

「そろそろ寝る時間だな。」

などと考えられるようになり、生活リズムが整ってきます。これは今後、学習や遊びの時間をコントロールできるようになる準備でもあります。

アナログの時計にはメリットがいっぱいあります。入学前にぜひ親しんでくださいね。

著者プロフィール

名探偵コナンゼミ本部
小学生向け通信教育を提供している名探偵コナンゼミから、教育に関するお役立ち情報を発信します!
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