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子どもの集中力を鍛えるには?【入学前に身につけたい!】年長さんの入学準備シリーズ

「【入学前に身につけたい!】年長さんの入学準備シリーズ」では、小学生向け通信教育を提供している「名探偵コナンゼミ」が、小学校入学前までに身につけておくとよい力と、それを伸ばす方法について紹介していきます。

今回のテーマは子どもの「集中力」。
入学準備のおけいこに取り組んでいるおうちの方から下記のような「集中力」に関する声が寄せられます。

「入学に向けて、椅子に座ってワークなどに集中して取り組めるようにしたい…」
「楽しそうに字の練習をしていたのに、集中力がない。すぐに他の遊びに移ってしまう」
「興味を持って始めたドリルなどもすぐに飽きてしまい、最後までできない」

皆さんも幼児期の子どもの集中力についてお悩みではありませんか?

今回は、子どもの集中力とはどんなものなのか、子どもの集中力があるのはどんなときなのか、どうすれば子どもが集中しておけいこに取り組むことができるのかをご紹介していきます!

 

そもそも幼児期の集中力ってどんなもの?

そもそも幼児が集中できる時間は「年齢+1分」と言われています。
3歳の子どもなら4分、5歳の子どもなら6分程度となりますね。

さらに「眠い」「食事前でおなかが空いている」などの状態では集中できませんし、新しい経験に出会ったときの理解と順応が早い子どもは、簡単な事柄だとすぐに興味を失ってしまって集中力がなくなるケースもあります。

ですので、集中力をつけて就学前の家庭学習に有意義に取り組むためには、まず、生活リズムと体調を整えて集中できる環境の設定をすることが大切です。

子どもの集中力が上がるのは、ズバリ、「楽しい」と思っているとき。

集中力が続かない幼児期の子どもでも、大好きなことになると時間を忘れて集中することがあります。

例えば電車が好きな子どもだと、ずっと線路を見つめていられたり、電車の絵本や大人向けの電車の本までも長い時間読むことができたりします。ならば他のこともできそうに思えるのですが、次々と絶え間なく興味が湧いてくる楽しいことが対象でなければ、なかなか集中力を持続するのは難しいです。

そんな場合は割り切って、子どもが大好きなことをとことん応援してあげましょう。
幼児期にひとつのことに熱中する経験をもつのはとてもよいことです。年齢があがるにつれ興味を持つ世界はどんどん広がっていきます。好きなこと、楽しいことはあっという間に理解できるものです。子どもが好きな習い事やスポーツなどもどんどん応援しましょう!

また、子どもは迷路や点つなぎなどのゲーム性のあるワークは大好きで、集中して取り組めるもの。これらの遊びの良いところは、1回クリアするごとに達成感が得られることです。それが子どもの「もっとやってみたい」というモチベーションを生み出すコツとも言えます。

ゲーム性のあるワークに取り組むと、集中力だけでなく、知らず知らずのうちに「先を読む力」「全体を見る力」「図形を認知する力」などが育っていきます。数字の並び順や鉛筆をうまく使って線を引く力など、一石二鳥以上の効果が期待できるのです。何より楽しいので、長く集中することができます。

■親子でぜひ取り組もう! 名探偵コナンゼミオリジナルの点つなぎワーク!

名探偵コナンゼミ 通信教育の入学準備ワークとして、集中力を高めるための、点つなぎのワークを用意しました。
ぜひ取り組んでみてください。

おけいこがぐんと楽になる!子どもの集中力を上げるには「筆圧」を鍛えよう!

前述のように、迷路や点つなぎなど、子どもが好むワークに取り組んでも、すぐに「疲れた」と言ってしまうことがあります。
「楽しそうなのにどうして集中力が続かないの?」と思うかもしれませんが、その場合に注意してみてほしい点があります。

それが、子どもの筆圧です。

筆圧が弱い子どもは疲れてしまって集中力が続かないことがあります。
特に文字のおけいこや塗り絵の場合、筆圧が弱い子どもには辛い作業になってしまいます。

「うちの子はちょっと筆圧が弱いかも?」と思ったら指先を使う遊びのようなトレーニングを取り入れてみませんか?筆圧が高くなると見違えるようにしっかりと取り組めることがよくあります。そんなトレーニングをいくつかご紹介します。

洗濯ばさみを使って遊ぼう!

おうちの方が厚紙を丸く切ったり四角く切ったりし、そこに洗濯ばさみをはさんでいきます。
丸く切った紙の周りに洗濯ばさみを放射状に挟んで作る「お花」や、長方形の紙の左右に洗濯ばさみを挟んで「カニさん」などを作る作業は、洗濯ばさみを広げて挟む動作を繰り返すことで指先の細かな神経を発達させます。

ヨーグルトやプリンを食べるときにはシール状のふたを自分ではがそう!

一人分のヨーグルトやプリンには、プラスチックやアルミ製の薄いふたが付いています。引っ張ってはがすタイプのものです。このタイプのふたを子ども自身の力で開けてもらいましょう。
最初はおうちのかたが手伝って少し開けてあげても構いません。中身をこぼさないようにゆっくりと開けることで指先の力をコントロールする練習ができます。慣れてきたらジャムの瓶や乳酸飲料のふたを開けることにも挑戦していきましょう。

手首を柔らかく回してグルグルと丸を描こう!

3個1パックで売られているヨーグルトやプリンには、円形の穴が開いた厚手の紙でカバーされているものがあります。
そのカバー紙を捨てずに白い紙の上におき、円形の穴の部分に鉛筆を置いてグルグルと円を描いてみましょう。
手首を軟かく回すことで、筆圧の抜き方が身につきます。迷路や点つなぎで滑らかな線が描けるようになるので、長い時間描いても疲れにくくなり、手指の疲れで集中をそぐことがなくなります。運筆の練習にもなります!

入学前から楽しく学んで、集中力アップ!

幼児期の学びは楽しい遊びの延長線上にあるものです。そして楽しいと感じる事ができれば集中力が高まります。
ゲームのように遊びながら集中力を身につけることができたらうれしいですね。

「さあ、やるぞ!」と気持ちを入れるルーティーンのような言葉を親子で決めてもいいと思います。テレビで見るプロスポーツ選手のようですね。毎日のおけいこの前には必ずその言葉を言い合うと、集中力のスイッチが入ることもあります。

小学校に入れば、お勉強の他にも子どもの世界がぐんと広がる出来事が増え、毎日たくさんの刺激を受けて興味を持つ事柄も増えてきます。それまでにじっくりと集中力をつけるトレーニングをしていきましょう!

©青山剛昌/小学館 ©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996 ©名探偵コナンゼミLLP

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